感謝の別れ

これまでお世話になった!
いろんなことを気が付かせてくれた
食べさせてくれた…
そんな農地とお別れの仕舞い仕事。

本来刈るべきではない草を刈り
本来耕すべきではない土を撹拌し
本来やるべきでない生態系を撹乱する
これまでの感謝を伝えきれない私の聖域にとてもやってはいけないことばかりをやる。
私としてはこの上ない苦行だ。

しかし、私の次にこの農地を使ってくれる方が少しでも使いやすくなるように
そんなことを思いながら
限られた時間、幸せな時間を過ごしております。

どんな場面でも
どんな目的でも
壊されても、いじられても
自然はいつも心のどこかに癒しを感じさせてくれます。

人間は勝手なものです。
勝手なものだから正直に勝手にならなければいけない。

こどもがこどもらしくあった方がいいように、自分も自分らしくあるべきである。
自然の恵みは常時注がれているわけで、その恵みを受けとることができるかどうかは

全くもって成功例ではなく
その人が全力で感じ取れるものである。

自然農や自然農法、自然栽培…
自然にチャンネルを合わせられる農家が増えればと思っていた。

しかしそれでは不足だとわかった。

自然とチャンネルを持てる人がコミュニティを持たなければ意味がない。
田舎のおばさま方のお付き合いが目に入った。

小さな畑を管理して
出来すぎたものを“話のタネ”に持っていき
美味しかった野菜の“タネ”を“話のタネ”に持っていき
お茶うけに保存食を“話のタネ”に持っていき…

精神的に考えればこれは立派な自然農
おば様たちの宇宙には脱帽です。

結生~ゆい~

【結生~ゆい~】 衣・食・住・心・体 をテーマにいろんなことをいろんな所で 結んで生きます! 人を人と結ぶ 人を自然と結ぶ 人を食と結ぶ 心と体を結ぶ 人を天地(あめつち)と結ぶ 生きることそのものをコンテンツに活動しています

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